手つかずの大自然、独自の文化・歴史、マリンアクティビティに豊かな食。旅人を魅了する「佐渡島」を思いっきり満喫しよう
佐渡島は新潟県の西部に位置する、日本では沖縄の次に大きい離島です。面積は東京都(東京都の離島を除く)の約半分。広大な面積の佐渡島は「日本の縮図」と称されるほど、四季折々の美しい絶景が楽しめます。限りなく透明な海、佐渡金銀山をはじめとした史跡、絶品のシーフードや果物など、多彩な魅力で旅人を感動させてくれます。
佐渡島へ行く手段は、現在海路のみとなっています。
キラキラと輝く日本海を眺め、可愛いウミネコとともに佐渡島へとめがけて進む船旅は、とてもワクワクし、快適です。
佐渡島への行き方
佐渡島へ渡る船の航路は①新潟ー両津航路②直江津ー小木航路の2つがあります。
1.新潟ー両津航路
新潟市の佐渡汽船新潟港から、高速船のジェットフォイルやカーフェリーに乗って両津港へ行くことができます。
佐渡汽船新潟ターミナルは、JR新潟駅からバスで約15分。新潟空港からは、シャトルバスで約25分です。
東京から上越新幹線に乗り新潟港までは約3時間ほど。車なら、関越自動車道・北陸自動車道を経由し、約4時間少々で新潟港へ到着します。
高速ジェットフォイル(新潟港から両津港まで所要時間:67分)
ジェットフォイルは船体を海面に浮上させて走行することで、3.5mの荒波でも時速80kmの超高速で走行することができる高速船です。荒波でも揺れず、速くて快適です。
■ジェットフォイル(ぎんが・つばさ・すいせい) (新潟ー両津) 1日5便〜7便の運航で、季節により便数や出航時刻が変動します。 時刻表をチェックする(佐渡汽船公式サイトへ) |
---|
カーフェリー ときわ丸・おけさ丸(新潟港から両津港までの所要時間:150分)
日本海の美しい海をゆったり楽しみたい方や、マイカーで佐渡島へ行きたい方はカーフェリーを選びましょう。
船内はまるで海上の高級ホテルのよう。スイートルームや食堂もあり、あなた好みの素敵な船旅を楽しめます。
■カーフェリー(ときわ丸orおけさ丸)(新潟ー両津) 1日5便〜6便の運航で、季節により出航時刻や便数が変動します。 時刻表をチェックする(佐渡汽船公式サイトへ) |
---|
2.直江津ー小木航路
長野県や富山・金沢、関西方面からも好アクセス。新潟県上越市にあるのが直江津港です。JR上越妙高駅(北陸新幹線)や、JR直江津駅から、直江津港への直行バスが運行されています。
東京駅から北陸新幹線に乗り上越妙高駅で下車し、直江津港までの所要時間は3時間20分~4時間。大阪から鉄道を使用した場合、直江津港までの所要時間は3時間20分~4時間ほどです。車なら大阪から6時間ほどで直江津港に到着します。
そして、直江津港からは、佐渡島の南部にある小木港へとカーフェリーが就航しています。
※直江津ー小木航路の詳細と、小木エリアや南佐渡エリアの楽しみ方はこちらのページをご確認ください。
カーフェリー こがね丸(直江津港から小木港までの所要時間:160分)
■カーフェリー(こがね丸)(直江津ー小木) 1日2便の運航で、季節により出航時刻が変動する場合があります。 時刻表をチェックする(佐渡汽船公式サイトへ) |
---|
佐渡島への旅行が決まったら、まずは船の予約を!
カーフェリーや高速船ジェットフォイルの乗船予約は、ネット予約が便利です
佐渡島への旅行が決まったら、まずは船の乗船予約を進めましょう。
マイカーで佐渡島へ渡る場合は、早めに船への車載も含めた予約を済ませましょう。特に、観光のハイシーズンは乗船予約が多く、予約が取りづらくなるので注意が必要です。
また、広大な佐渡島内を巡るには車がおすすめ。マイカーやレンタカーで佐渡島を巡れば、様々な観光スポットへ自由自在に訪れることができます。
グルメ、大自然、朱鷺、マリンスポーツ、絶景。佐渡島の楽しみ方をご紹介
佐渡島には四季折々の楽しみ方が満載です。佐渡島の魅力のほんの一部ではありますが、ご紹介します。
黒マグロにノドグロ、寒ブリにアワビやサザエ、南蛮エビ。
佐渡島のシーフードは絶品!
佐渡島では、季節ごとに日本海の絶品のシーフードを味わうことができます。佐渡島内の飲食店では、これらの新鮮なシーフードを使った海鮮丼や刺身定食、寿司が人気です。
佐渡で水揚げされる人気の海産物
黒マグロ(本マグロ)/ノドグロ/ズワイガニ/イカ/ブリ/アワビ/サザエ/甘エビ/あんこう など
また、佐渡島にある加茂湖では牡蠣の養殖が盛んです。冬〜春にかけて、美味しい牡蠣を味わうこともできます。
日本酒、クラフトビール、果物も美味しい
そして、絶品のシーフードと合わせて味わいたいのが日本酒です。佐渡島には5つの酒蔵があり、酒蔵巡りも人気の旅のコンテンツです。
また、佐渡島の西三川や小木地域は果物栽培が盛んで、柿や西洋梨のルレクチェ、黒イチジクなどの美味しい果物も味わえます。
絶景スポットがたくさん!佐渡の雄大な自然を堪能しよう
佐渡島には、手つかずの大自然や景勝地が豊富にあります。ジオパークにも登録されていて、大昔の火山活動によってもたらされた岩石や特徴的な地形が興味深い島です。
どこまでも透き通る美しい海と断崖絶壁。
そして、海だけでなく山も豊かなのが佐渡島の特徴。標高1117メートルの金北山やドンデン山でのトレッキングも佐渡島の人気コンテンツのひとつです。
また、満点の星空や日本海に沈む美しい夕陽も、堪能できます。
日本で唯一 朱鷺の生息する島
天然記念物の「朱鷺」は、2003年に一度は絶滅してしまいました。しかし、中国から提供を受けた親鳥の繁殖と放鳥を繰り返し、現在は自然界で復活した朱鷺が、佐渡島の空を舞っています。
佐渡島内の田園エリアを車で走ると、美しい紅色の朱鷺に出会うことができます。
スキューバダイビングやシーカヤックなど、マリンスポーツも充実
佐渡島は巨大コブダイと接近遭遇できる海として世界的にも有名なダイビングスポット。クリアブルーの海には、海中温泉や沈船スポットなど見どころが満載です。
2010年に公開された、海の生物をテーマにしたフランスのドキュメンタリー映画「オーシャンズ」でも紹介されました。
佐渡島内の人気のダイビングエリア
- 内海府エリア(北部の本土に面した側):コブダイで有名な「北小浦・赤岩」があります。
- 外海府エリア(北西部・外海側):海中温泉などが楽しめます。
- 小木エリア(南部):水中にお地蔵様がいる「幸福地蔵」や、青の洞窟と称される琴浦洞窟などが楽しめます。
人気沸騰「ナイトシーカヤック・ナイトSUP」
カヤックやSUPの底面にライトを付け、夜の海中を照らしながら海を進み、透明度の高い佐渡の海中の景色をじっくり堪能できるナイトシーカヤック&SUP。Instagramなどで話題になり、佐渡の人気のアクティビティとなりました。
※ナイトシーカヤック&SUPは日本語のみの対応です
佐渡金銀山や鬼太鼓。歴史や文化も魅力的な佐渡島
ユネスコ世界遺産の国内推薦に認定された佐渡金銀山。かつて北前船の寄港地として発展し、特徴的な街並みを残す小木海岸の入り江の集落「宿根木」。鬼太鼓や薪能など、佐渡島では日本の歴史や文化を体感できるスポットが数多くあります。
佐渡島への旅のスタートは、船のチケット予約から
このページに書ききれないほど、佐渡島にはたくさんの魅力があり、何度も訪ねたくなる魅力的な島です。
ぜひ新潟県の佐渡島へ旅をしてみませんか。
旅のスタートは、佐渡汽船の船のチケット予約から。チケット予約はネット予約が便利です。
美味しいグルメと佐渡の絶景があなたを待っています。