関西方面や金沢、富山、長野、軽井沢からもアクセス良好
直江津~小木航路での佐渡への行き方と、小木周辺・南佐渡エリアの楽しみ方をご紹介
佐渡島は新潟県の西部に位置する、日本では沖縄の次に大きい離島です。面積は東京都(東京都の離島を除く)の約半分。広大な面積の佐渡島は「日本の縮図」と称されるほど、四季折々の美しい絶景が楽しめます。限りなく透明な海、佐渡金銀山をはじめとした史跡、絶品のシーフードや果物など、多彩な魅力で旅人を感動させてくれます。
さらに、このページでご紹介する小木・南佐渡エリアは、江戸時代の町並みが現存する、見どころ沢山のエリアです。
また、透明度の高い美しい海と、リゾート感漂う雰囲気が人気のポイントとなっています。
佐渡島へ行く手段は、現在海路のみとなっています。
キラキラと輝く日本海を眺め、可愛いウミネコとともに佐渡島へとめがけて進む船旅は、とてもワクワクし、快適です。
佐渡島への行き方(直江津ー小木航路編)
佐渡島へ渡る船の航路は①新潟ー両津航路②直江津ー小木航路の2つがありますが、本ページでは②の直江津小木航路をご案内します。
直江津港は、新潟県の上越市にあります。直江津港への最寄り駅は、北陸新幹線「上越妙高駅」、信越本線「直江津駅」となります。上越妙高駅までのアクセスは、本ページにてご紹介しております。
直江津ー小木航路は、1日2便。2時間40分のゆったりとカーフェリーの旅
直江津ー小木航路に就航しているのは、カーフェリーの「こがね丸」。3月29日~11月17日の間運航しています。
(11月18日~3月28日までは運休となりますので、新潟ー両津航路をご利用ください)
八幡浜港から別府港までの豊予海峡を渡っていた旧「えひめ」を改装し、2023年から直江津港から小木港を結ぶ越佐海峡に新就航。風格が漂う中型フェリーです。
客室は、ホテルのような個室でゆったり過ごせる特等船室、ペットと一緒に乗船できる1等船室のウィズドッグルーム、布団や枕・毛布が備え付けられた1等船室(ジュウタン席)、2等(ジュウタン席)があります。
船や客室について詳しくは佐渡汽船公式サイトをご確認ください
英語ページはこちら
北陸・関西方面から好アクセスの直江津ー小木航路
直江津港は、新潟県上越市にあります。上越といえば、北陸新幹線の【上越妙高駅】がありますので、長野・軽井沢方面や福井・石川・富山などの北陸方面、そして関西からもアクセスが良好です。
各地域から上越妙高駅までのアクセス
関西方面から | 新大阪駅から【特急サンダーバード】で敦賀駅まで約1時間20分 敦賀駅から【北陸新幹線はくたか号】で上越妙高駅まで約2時間 |
金沢方面から | 金沢駅から【北陸新幹線はくたか号】で上越妙高駅まで約1時間 |
長野方面から | 長野駅から【北陸新幹線はくたか号】で上越妙高駅まで約25分 |
上越妙高駅から直江津港への行き方
上越妙高駅から直江津港までは、タクシーのご利用がおすすめです。
所要時間 | タクシーで約30分 |
タクシー | 料金:普通車で4,500円 |
佐渡島内での移動には、レンタカーが便利です!
佐渡島は、日本国内の離島の中で最も大きい島です。島内の様々な見どころを巡るには、レンタカーの利用が便利!
佐渡汽船のレンタカーなら、例えば小木港でレンタルして島内を巡った後、両津港にレンタカーを乗り捨てて新潟市経由で帰ることも可能です。
佐渡汽船レンタカーの予約はこちらから(日本語サイトのみ)
小木港~南佐渡周辺のみどころや楽しみ方をご紹介
小木といえばたらい舟!たらい舟も場所によって見られる景色が呼び方も変わります!
佐渡といえば思い浮かぶのがたらい舟。今では観光アクティビティの代名詞になっているたらい舟ですが、もともとは磯ねぎ漁をするために作られました。狭く入りくんだ岩礁が多い小木海岸で、ワカメやアワビ、サザエなどをとるために考案されたもので、洗濯桶から改良に改良を重ね、現在のたらい舟になったと言われています。
そして、実は現在も実際の漁にたらい舟が使われています。小木エリアの漁港に足を運ぶと、たらい舟を器用に漕いで漁に出かける地元の漁師さんの姿を目にすることができます。
「たらい舟」「はんぎり」場所によって呼び方が変わります
一般的には「たらい舟」と呼ばれていますが、宿根木エリアでは「はんぎり(半切り)」と呼んでいます。
小木エリアでは、①小木港近くの「力屋観光汽船」のたらい舟 ②宿根木エリアのはんぎり ③矢島経島のたらい舟 の3カ所でたらい舟乗船体験をするうことができます。それぞれの場所で海から見える風景も異なります。
写真左:力屋観光汽船のたらい舟 写真中央:宿根木のはんぎり 写真右:矢島経島のたらい舟
江戸時代の町並みを残す、国の重要伝統的建造物群保存地区「宿根木」
宿根木は、佐渡金山が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落です。
迷路のような路地に今も100棟を超える板壁の民家が密集しています。
船大工の技術が結集した宿根木の町並は、国の重要伝統的建造物群保存地区。
宿根木には現在も住民が居住しており、人々の暮らしと歴史が交差する静かな時間が流れています。
宿根木の町並みを散策することができ、船のような形をした三角の建物などを見学することも可能です。
小木エリアでは、マリンアクティビティも体験できます
青の洞窟と呼ばれる琴浦の海でダイビングやスノーケル体験を
小木エリアの海は、透明度が高くてとても美しく、人気のダイビングスポットです。
中でも「青の洞窟」と称される琴浦エリアには、ダイビングやスノーケル、シーカヤックを体験できる施設があります。
刺し網漁体験や、獲れたての魚を味わえる至福の旅ができるのも、小木エリアの魅力
たらい舟体験ができる矢島・経島にある民宿「網元の宿 又七」では、刺し網漁の網起こし体験もできます。
早朝、船に乗って港近くの漁場へ行き、漁師さんと一緒に網を引き揚げます。獲れたての魚を調理して朝食を味わうことも可能です。
小木・南佐渡エリアは美食の宝庫
小木そして南佐渡エリアは、新鮮な魚介の他、果物の産地としても有名です。
絶品の果物に出会える、南佐渡エリア
小木エリアでは、黒いダイヤと称されるビオレソリエス(黒イチジク)が栽培されており、国内の様々なトップシェフがこぞって、佐渡の小木で栽培される黒イチジクを愛用しています。
また、小木港から車で10分ほどにある羽茂エリアでは、柿の栽培が盛んです。
「おけさ柿」という名前で、全国に販売されています。
りんごもみかんもレモンも獲れる、世界でも珍しい地域
小木や羽茂などの南佐渡エリアや、南佐渡から少し北上した西三川エリアは、りんご・みかん・レモン・キウイ・柿など沢山の種類の果物が栽培されている、世界でも珍しい地域です。
りんごは、寒暖差があり比較的寒い地域が産地の果物。みかんやレモンは、比較的温暖な地域が産地の果物。本来産地の異なる果物が佐渡の同じエリアで栽培されているのは、佐渡の地形や佐渡沖を流れる暖流に理由があります。
本マグロ・イカ・甘海老・牡蠣などの新鮮な魚介はもちろん、果物も豊富で美味しい食材の宝庫であるため、佐渡は食材の宝島だと称されています。
小木エリアの人気イベント「アース・セレブレーション」
アース・セレブレーションとは、佐渡の豊かな自然を舞台に、太鼓芸能集団「鼓童」と佐渡市が開催する世界を繋ぐミュージックフェスティバルです。
佐渡を拠点に国際的な活動を展開する鼓童が、各地で出会ったアーティストやフェスティバルの参加者との音楽・文化の交流を通じて『新しい地球文化』を追求しています。
アース・セレブレーションには世界中から音楽と文化を堪能しに、観光客が訪れます。
赤泊エリアで、酒蔵とカニを味わおう!
小木港から車で約20分の赤泊エリアには、日本酒の酒蔵やカニの直売所があります。
俳優のロバート・デニーロがこよなく愛する酒蔵「北雪酒造」
北雪酒造は明治5年赤泊で創業。以来この地で酒造りを続けています。
趣のある外観が素敵です。
水、米、人、そして佐渡の風土にこだわり、創業以来守り受け継いできた熟練の技に加え、音楽演奏や超音波振動、遠心分離機など新たな発想も取り入れるなど、伝統と革新が融合した酒造りを実践しています。
店舗は駐車場にある酒樽が目印です。
目の前は赤泊港が広がり、素晴らしい眺望です。
店内には、特別限定酒や季節限定など、一般の小売店では手に入りにくいお酒もあります。
紅ズワイガニの直売所「弥吉丸」
港から運ばれたカニがすぐに浜茹でされ、店頭で販売されています。
紅ズワイガニは、ズワイガニよりも甘みがあります。
紅ズワイガニの柔らかくほろっとほどける身と、旨味のあるみずみずしいカニみそは絶品です。
鮮度抜群の紅ズワイカニは、佐渡に訪れたらぜひ味わってほしいグルメです!
関西・長野・そして東京からもアクセス良好な「直江津~小木航路」
佐渡へ行くなら、まずは佐渡汽船の乗船予約から
いかがでしたか?
小木港周辺や南佐渡エリアは、絶景はもちろん、グルメも満載。
大自然の豊かな恵みに心も体も癒され、歴史や文化も学べる充実の佐渡旅行が実現できます。
旅のスタートは、佐渡汽船の乗船予約から!
チケット予約は、ネット予約が便利です。特に自動車航送をご希望の方は、お早目のご予約をおすすめします。